2008年05月13日

ワーキングプア

先日、NHKスペシャルでワーキングプアの特集があった

働いても食べていけない、生活がままならない状況に
それぞれの国はどんな対応をしているのか
アメリカとイギリス、そして日本の現状を紹介していた

イギリスでは、視察にいったトレーニングフォーライフと同様の
社会的企業が紹介されていた
国が年間15兆円をこの社会的企業に援助し
社会的企業は一社当たり、1億5千万の支援を受け
失業して研修を受ける人たちは、1人あたり月13万円の援助を受けていた
また2002年以降にイギリスで産まれた低所得者家庭の子どもには
1人あたり月7~10万円口座に振り込まれ
18歳になる頃にそれを自分の将来を切り開くために使うことができるようになっている
貧困の連鎖を防ぐためだ
貧困が犯罪を生み、その取締りにお金をかけるのではなく
未来を担う人を育てることにお金をかけようという国の姿勢である

一方、日本では北海道、釧路の支援が紹介されていた
釧路市が就労支援のために国からの補助金は年間900万円   
母子家庭で4歳の子どもを育てながらパートにでている27歳の女性は
1ヶ月12万に3万円の生活保護で暮らしていた
そのような暮らしができるようになるまでには
温かい専門的な市の職員による支えがあったからだったが
その職員もまたパートの職員で月10万で雇われているため
業務が終わった後、他のアルバイトをしながら子育てをしていた
支える側の生活さえままならない日本の現状と
福祉にかける金額の割合の違いに
改めて愕然とした

特集の中で
至上主義が最も進んだアメリカとイギリスさえ
このような支援をしている現状があるというのに
日本はこのままでいいのか。。。と締めくくっていた

何か上手く機能する仕組みを作りたい

就労困難者や貧困者や障害者が
活動することで彼らの生活が潤う何か。。。

永続的でない無償のボランティアの提供や
融通のきかない一時的な保護でなく
専門的で生産的な活動に携わり
彼らの生活がステップアップしていける何か。。。

自分の周りのいろんなことが繋がって
機が熟した
そう感じている

何ができるか分からないけれど
動いてみたい
そう思っている



Posted by さくら at 10:51│Comments(0)
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